こんにちは!ろここです📛
今回は、初心者の方にもわかりやすく、Power Appsで使える変数の種類について解説しますね!
Power Appsを使ってアプリを作成する際には、データを一時的に格納して利用する変数がとても重要です。
アプリ作成に慣れはじめた人は、一度自分のアプリの変数について見直してみましょう!
Power Appsには3つの主要な変数の種類があります。それぞれの変数は、以下の表のような特徴です。
変数の種類 | 定義方法 | スコープ |
---|---|---|
グローバル変数 | Set(変数名, 値) | アプリ全体 |
コンテキスト変数 | UpdateContext({変数名:値}) | スクリーン、コントロール |
コレクション | ClearCollect(コレクション名, データソース) | アプリ全体 |
それぞれの変数について、もう少し詳しく見ていきましょう!
アプリ全体で利用できる変数です。
アプリ全体で共有するデータを扱う際に便利で、Set関数を使って定義・更新ができます。
ユーザー名や設定情報など、アプリ全体で共有するデータを格納する場合に使われます。「Set(VariableName, Value)」で定義し、「!VariableName」で参照できます。
グローバル変数は、アプリ全体でデータを共有する場合に役立ちます。
// グローバル変数の定義・更新
Set(Username, "Alice")
// グローバル変数の参照
!Username
特定のスクリーンやコントロール内でのみ利用できる変数です。
局所的なデータを扱う際に便利で、UpdateContext関数またはNavigate関数を使って定義・更新できます。
あるスクリーン内で表示するメッセージや、ボタンの活性・非活性を制御する場合に使われます。「UpdateContext({VariableName: Value})」で定義し、「VariableName」で参照できます。
コンテキスト変数は、スクリーンやコントロール内でデータを制御する場合に役立ちます。
// コンテキスト変数の定義・更新 (ボタンのOnSelectプロパティ等で実行)
UpdateContext({Message: "こんにちは!"})
// コンテキスト変数の参照
Message
複数のレコードやオブジェクトを格納できる変数です。
複雑なデータ構造を一時的に格納する際に便利で、ClearCollect関数を使って定義・更新できます。
商品リストやユーザーリストのようなデータを一時的に格納する場合に使われます。「ClearCollect(CollectionName, DataSource)」で定義し、「CollectionName」で参照できます。
コレクションは、複数のレコードやオブジェクトを格納する場合に役立ちます。
// コレクションの定義・更新
ClearCollect(ProductList, [
{ProductName: "リンゴ", Price: 100},
{ProductName: "バナナ", Price: 200},
{ProductName: "イチゴ", Price: 300}
])
// コレクションの参照
ProductList
変数の中でコレクションだけ”変数”と付かず、独立しているように感じますね
変数を上手く使いこなすことで、アプリの振る舞いを柔軟に制御できるようになります。
これで、あなたもPower Appsで変数を使ったアプリ作成に挑戦できること間違いなし!ぜひ試してみてくださいね!