Power Appでお会計アプリを作ってみた!(概要編)

こんにちは!心戸ろここです📛

夏休みに入りました!

夏といえばコミケ!といった方も一部はいらっしゃるのではないでしょうか。

私も個人でコミックマーケットにサークルまたは一般で参加しており、今年の夏コミはサークルで参加することになりました。

そんな中、コミケでも何か新しいことをしたいなぁと思い、Power Appsを使用してお会計アプリを作成してみました!

ろここ
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初めて作ってみて楽しかったので、皆さんに情報を共有します!

制作物の紹介

今回は、Power Appsを使ってイベントで使えるお会計アプリを作成してみました!

コミックマーケットにて、素敵なデザインのお品書きをそのままアプリにしたら、見やすくてつい押したくなってしまう画面に仕上がるのではないかなといった思いで、お品書きの画像をそのままにアプリを作成しました!

スマートフォン版のお会計アプリもありますよ~

アプリの機能

お会計アプリでは、次のことができます

  • 購入したいアイテムの画像を選択するとカウントされる(×でキャンセル)
  • 【アイテム金額 * 個数】 で合計金額が自動計算される
  • [購入する]ボタンで、購入履歴が記録される

リンク先の動画では合計金額がクリアされるだけに見えますが、裏で購入履歴の記録までしています。次のテーブルはDataverseが実際に保存している画像です。

データはテーブル形式に格納されており、それぞれの列は次のような設定になっています。

  • RecordID – ユニークな記録のID情報を持つ(重複不可)
  • アイテム – アイテム情報が格納された別テーブルを参照し、名前を表示する
  • 個数 – アイテムを選択した個数をカウントする
  • 小計 – アイテム金額 * 個数の合計値を格納する
  • 端末 – iPad用とiPhone用の2つの画面を作成したため、どちらの端末から入力したかを識別する
  • ユーザー番号 – 何人目の購入者か、端末ごとに加算する
  • 頒布日時 – いつ頒布されたかを記録する
ろここ
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今回は、ユーザー番号から「まとめて何を購入したか」の情報や、頒布日時から「最も売れた時間帯」など、電子だからこそ見れる情報を記録しています。

ろここ
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イベント後には、この情報がどうだったのかをまとめて記事にする予定ですよ!私も結果が楽しみです!

作成に必要なもの

お会計アプリを作成するには、次の2つが必要です。

  1. Power Appsの作成環境
  2. Dataverse または SharePoint リストのデータソース

Power Appsの画面のみで会計アプリを作成することも可能ですが、データを記録できるようにデータソースの準備をしましょう。今回はDataverseを使用しましたが、SharePointリストでも同様のアプリを作成することが可能です。

お会計アプリのお品書き画像は?

アプリのことは考えず、素敵なお品書き画像を一枚用意しましょう!Power Appsは柔軟にアプリを作成することが可能なので、お品書きのデザインは自由に作成してかまいません。

Dataverse、SharePointリストの準備

Power Appsでアプリを開発する際に、データの保存先としてDataverseとSharePointリストのどちらを使用するべきか迷うことがよくあります。今回のアプリではどちらを使っても構いませんが、知らない方向けにタブで情報をまとめました。

Dataverseは、Microsoftのクラウドベースのデータプラットフォームで、Power Appsと連携して使うことができます。

メリット

  • 複雑なデータ構造の管理が可能
  • セキュリティ対策が強固
  • Power Appsとの親和性が高い

デメリット

  • 学習コストが高い
  • コストがかかることがある

SharePointリストは、Microsoft SharePointの一部で、簡単にデータの一覧を作成し管理することができます。

メリット

  • シンプルで使いやすい
  • 既存のSharePoint環境との連携が容易
  • コストが低い

デメリット

  • 複雑なデータ構造には向かない
  • セキュリティがDataverseに比べると弱い

これらの情報に加え、DataverseとSharePointリストの一般的な違いをまとめると次のとおりです。

項目DataverseSharePointリスト
データ構造複雑なデータ構造の管理が可能シンプルなリスト構造を主
セキュリティ高度なセキュリティ対策が可能基本的なセキュリティ設定が可能
コスト有料ライセンスが必要SharePointの基本機能として利用可能
学習コスト専門的な知識が必要なため高いシンプルで使いやすく、学習コストが低い
連携可能なサービスPower Platform全体との深い連携が可能SharePointサービスとの連携が主
データ容量と性能大量のデータと高い処理性能を持つより小規模なデータセット向け
カスタマイズ性高いカスタマイズ性と拡張性を持つシンプルなカスタマイズが主
モバイル対応完全にモバイル対応モバイルビューが限定的
データ分析・可視化Power BIとの深い連携で高度な分析が可能基本的なデータビューが可能
コラボレーション機能企業全体でのデータ共有が容易チーム内での共有と協業が容易
ろここ
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今回の目的は、コミックマーケットでの売り上げ記録について分析したいと思いましたので、Power BIとの連携が強固なDataverseを選定しました!

ろここ
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ですが、アプリ作成やデータベースに慣れていない人は画面を見てもわからないことだらけかと思います。
はじめはSharePointリストを触ってみて、初心者の方は記録方法にまずは慣れる方が良いかもしれませんね。

まとめ

今回は、Power Appsを使ってお会計アプリを作成した報告と、お会計アプリ制作に必要なデータソースの概要について説明しました。

今後はこの情報をもとにアプリ制作編と、どのような記録だったのかデータ分析編の2つの記事を投稿予定です。

(追記)アプリ制作編、データ分析編を公開しました!

ろここ
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アプリ制作編はこちらになります!

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データ分析編はこちらになります!

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